シカゴ滞在記




 
 

4月22日、「アメリカの田舎」オマハ2泊の後、私たちはシカゴでしばし「アメリカの都会」を体験しました。
機内から見下ろしたシカゴの街は緑豊か、アメリカの富を象徴するかのような、庭付き一戸建てが立ち並ぶ住宅街の向こうに、摩天楼がくっきりとシルエットを描き出しています。
シカゴは人口280万、ニューヨーク、ロスアンジェルスについでアメリカ第3位。五大湖の中で2番目に大きいミシガン湖に面し、風の街としても知られています。

ここには写っていませんが、シカゴと言えばシアーズタワー。前回バグママひとりのシカゴ訪問の際、第一日目にお財布をすられたのがこの場所でした。今回は隙を見せず、無事でした。
屋上のアンテナを含めて512メートル。これはクアラルンプールのツインタワービルについで世界第2位。1973年完成ですから、1996年に第一位の座を譲るまで23年もの間世界一を誇っていたのですね。

これは、全米五指にはいる大手新聞社、シカゴ・トリビューンの本社ビルの壁です。
ゴシック風の外観を取り入れた美しいビルで、ユニークなのがこの壁。
何しろ、世界中の貴重な歴史的遺産の一部を拝借して壁の一部にしているのですから。
この写真の中程、小さな四角い石は、シヨン城のものらしいです。
刻まれた文字は
BYRON'S CHILLON
CHILLON SWITZERLAND
と読めます。
 
→右の写真をクリックすると拡大写真があります。
拡大写真はクリックしてね。
この美しい夜空、あれれ、なんか地平線が上になってるよう。逆さまじゃないの?
それに木のシルエットはどう見ても南国風だけど・・・なんか変!
そこまで気づいた貴方はさすが。
だって、これは本物ではないのですから。
シカゴでただいま大ブレイク中のRainforest Cafeの天井なのです。(全米各地、それにディズニーランド・パリやロンドンのピカデリーサーカスにもあるそうな)
お店の中に一歩足を踏み入れたらそこはジャングル。熱帯雨林が生い茂り、滝からはほとばしる水、動物や鳥の鳴き声がこだまし、エキゾチックな気分。
このゴリラさん、家族で私たちを迎えてくれるのだけど、反対側にいる象が大きな耳をひらひらさせてギャオーッと挨拶し、稲妻が光って雷が鳴り響くと、おもむろに頭を上下に動かし、両腕で胸をドンドンっとたたいて歓迎の挨拶です。よく見ると、じっとしているように見えるときも瞬きするし、時々鼻先をひくひくさせるので、私は何度ももしかしたら中に人間が入っているのではないかと本気で考えました。(どうしても真相を見極めたくて、そばまで近寄りぱちりと写したのがこの写真です。)
シカゴと言えばプロスポーツのメッカ。バスケットボールのシカゴ・ブルズ。マイケル・ジョーダンのいたチームですよね。アメリカンフットボールはシカゴ・ベアーズ。ベースボールはシカゴ・カブスとホワイト・ソックスの2チーム。あいにくとバスケットボールはシーズンオフ。アメフットはルールがわからないと見ていても面白くないからパス。カブスは遠征中。唯一チャンスはホワイトソックスの試合。シカゴに着いたその足でさっそくコミスキーパークで行われたデトロイト・タイガースとの試合を観戦しました。日本の野球とは随分雰囲気が違います。第一こんな近くで見られるのですよ。金網なんて全くないから臨場感は大いにあるけど、ファウルフライがいつ飛んでくるかもしれなくて、ちょっと怖かった。
応援なんて殆どいい加減、みんな好き勝手に好きな選手を応援してる。写真中程に黄色いTシャツを着て赤い野球帽をかぶったお兄さんが見えますね。彼は場内に流れた「YMCA」の曲にあわせて、何とか応援を盛り上げようとして例の西条秀樹が踊った手旗信号みたいな振り付けをひとり空しくやってるところ。
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