我が家には「ニコ」ちゃん用の猫のお雛様(ちゃんと京都の五条坂で買いま
した)もあるのです。 |
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私が子供の頃、壊れかけた桐の箱に収められ、鼻なんかネズミにかじられたようなボロボロのお雛様がありました。度重なる転居のあげくにいつしか処分されてしまいましたが、あれは母が実家から持ってきたものだったのでしょうか。なくなったお雛様を一番気にしていたのは母自身だったのかもしれません。ある時期凝っていた木目込み人形作りで自分で一対の立ち雛を作ってしまいました。そしてこれが今では私のお雛様です。その後母は京都旅行で素焼きの小さいけれども立派な7段飾りをまたまた自分用に買って来ました。どうも私よりも母のほうがこういう物に対する愛情は深いみたいで・・・。毎年慈しむ様にひとつひとつ語りかけながら出しては並べている母の姿は、一番楽しそうにも見えます | |