「我が家のニコノア物語」　

by Sayori

その２はこちら

ニコは我慢強い、お兄ちゃん思いの妹です。お食事はお兄ちゃんが終わるまで少し
離れたところで待っています。お兄ちゃんが食べたいだけ食べてしまうので、ちょっ
と栄養が足りなかったのでしょうか、小柄です。

　ノアはフレンドリーでナイスな子です。特に犬が大好き、お散歩中のワンちゃんを
見かけると、「ニャン！！」と歓声をあげて（これがお母さんには「ワン！」と聞こ
えるのですが）、恐れげもなく駆け寄っていってしまいます。　たとえそれが自分と
同じ大きさの頭をもっているゴールデン・レトリバー君であっても。ほんとに鼻と鼻
をくっつけて挨拶してしまうのです。引き綱の両サイドで、じつは双方の買い主は冷
や汗ものなのですがね。
　あ、申し送れましたが、我が家のニコノアは完全に室内ネコなので、毎日ヒモつき
で玄関まわりを外気浴のお散歩しています。

　「アタシ、ニコ。　
もとはニコールキッドマンっていうトムクルーズの奥さんの名前からニコルってつけてもらったんだけど、
いつのまにかニコ。
もしかするとこれってアタシとお兄ちゃんが連れてこられた「ニコタマのネコタマ」からつけられたのかしら?！！
とっても美人でおしゃまな女の子です。
６人兄弟の中でいちばん目立つ子だったんですって。　
因みに、お母さんは真っ黒。お父さんはどこかのアメショーだってことです。　
お母さん似の愛するお兄ちゃんと一緒に暮らしています。」

「ボクはノア家の当主ノアだ。　ビロードのような見事な毛皮をまとって立派だろ？　
だから、さより母さんはボクのことを「お兄ちゃん」といって頼り切っているんだ。」

（なんて、威張っているけど、実はめちゃくちゃ甘ったれで、ものすごく優しい性格のノアタンです。　-　陰の声）

生まれたときから離れたことがない二人。いつもべったり一緒です。

寝るときも遊ぶときもいつも一緒。　ときどき夢中になって、気がつくと本気に
喧嘩をはじめてしまったり。