撮影:雅世
とても10数時間の空の旅をしてきた後とは思えないくらい、お元気そう
でしたよ。
本来は自由参加、現地集合で現場で旗をもらう手順でした。でも当日は
週末の午後。ジュネーヴは非公式のお立ち寄りとはいえ、お迎え参加者
の数に不安を抱いたのか、ご当局から事前にサクラ100人確保の令が発
布され、我が家にもお声がかかった次第。サクラ要員には前日から旗が
配られました。
車から降りた両陛下は、その場でお辞儀された後、我々の方に近づいて
来ました。美智子さまが先ず歩み寄ったのは、最前列の一部に固まって
いた子供たちです。(到着を待つ間、補習校の先生が必死に整列させて
いました。)握手してもらった子の親は、それはもう大興奮!
意外だったのは、美智子様が陛下から一歩下がって大人しくついて回る
のではなく、お二人別別に精力的に群集の端から端まで動いて握手した
り歓声に答えたりされていたことです。シャッターチャンスは割と長く
て15分位あったと思いますが、ツーショットを撮るの、すごーく大変だ
ったんですよ。
思えば両陛下は自分の親より年上。サラリーマンならもうとっくに引退
している年代なのに過激な公務をこなされているお姿は、お二人とも小
柄なこともあって「象徴」というイメージからは程遠く、痛々しく見えま
した。