“BAGUS!”懐かしの会話集

サッカー編(ラグビーもちょこっと)


[bagus00032]
杉生さん、やりました! 日本ユース、決勝進出だー!!

皆さんご覧になりました?今晩のワールドユースの準決勝戦。
今ナイジェリアで行われている、サッカーUnder 20の世界大会です。

さっき準決勝でウルグアイを2?1で破って、決勝進出を決めました。
日本サッカー界における歴史的な快挙です。かつてアジアから決勝まで進んだチームは無かった・・・Oh!オイオイ(感極まって涙を流しております。)

日本ってこんなに強かった?! 驚き桃の木・・・。
小野、本山、高原、永井、南、稲本、辻本、、、、みんなうまいじゃないか!
日本代表よりいいよ。相手ゴール前での冷静で確実なパス。特に本山は、永井は素らしい!驚きました。
DFがちょっと連携が悪くてハラハラした場面もあったけど、まあ、結果オーライ。
あと、時間稼ぎをするずるがしこさも見せてくれましたが、しっかりディフェンスしていないのが気になりましたね。
危ない場面がありながらも、1点リードを守りきって無事試合終了のホイッスル。
ピィーッ!
みなさん、おめでとうございました。ニッコニコ。
それでは、おやすみなさい。Gute Nacht. Schlaf gut!

*杉生さん、ユーべ、負けちゃったじゃないですか。杉生さんが観戦すると、いつもあまりよくない結果が・・・。
えっ、マンチェスターを応援してたんでしたか?

植澤 晴夫@バーゼル
uesawa@datacomm.ch



[bagus 00033]
皆様こんばんは。(おはようございます)京子@あと数時間はスイス、です。

> 日本ユース、決勝進出だー!!
ほんとですか? すごい!!!
まっさかー!!! うそみたい!!!!!トルシエ監督はユースに専念すべし!
早速植澤さんのメールをアメリカにいる息子のところに転送させてもらいました。
(あっこのMLは非公開を原則にしてたんだ。まだそのことを謳ったウエルカムメールの新しい文はアップしてなかったか?)(混乱してきました。)

> *杉生さん、ユーべ、負けちゃったじゃないですか。杉生さんが観戦すると、いつ
> もあまりよくない結果が・・・。
> えっ、マンチェスターを応援してたんでしたか?
私はマンチェスターが勝ったと聞いたらやっぱり嬉しいです。
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[bagus 00037]
皆様、こんにちわ!
今日の東京のお天気はサイコーです、といってもスモッグに覆われてのことですが・・。それでも我が家のドッグウッドが満開に近づき、初夏を味わっています。
それにしても、日本ユース凄い!! どんどん若い選手が育ってきて、これからが楽しみですね。こちらでは放映が真夜中なので、ビデオに撮ったりしています。25日も頑張れーと、必死で応援していますが、実を言うと私はラグビーの熱狂的なファンです。友達から「w杯、絶対見に行こう」と誘われて、すっかりその気になっています。ラグビーの魅力は一口では説明できないし、「何故そんなに好きなの?」と聞かれても良く分かりません。 強いて言えば、One for all, all for one の精神と、誰でも自分の持ち味をいかしてやれる、というところかなー。社会人のチームも魅力的(上手)ですが、3年、4年でメンバーが入れ替わってしまう中、毎年チームを作り上げている高校、大学ラグビーが大好きです。南半球に比べると遅れを取っているジャパンですが、こちらもサッカー同様これからが楽しみというところです。
Wada
mikewada@msn.com


[bagus00040]
日本ユースチーム(アンダー20)応援団の皆様、ライブで見られずに、今朝やっと勝利を知った杉生です。

> 杉生さん、やりました! 日本ユース、決勝進出だー!!
> さっき準決勝でウルグアイを2?1で破って、決勝進出を決めました。
> 日本サッカー界における歴史的な快挙です。かつてアジアから決勝まで進んだチー
> ムは無かった・・・Oh!オイオイ(感極まって涙を流しております。)

先ほど友人からビデオを入手しましたので、今晩帰ってゆっくり試合を見ます。
本当に生で見れなかったのが悔しい。
日本の試合は生で見ない方が心臓によいのでと負け惜しみ、植澤さん、大昔にアジアからカタールが準優勝していますよと難癖つけたり・・・
ははは・・・

> 日本ってこんなに強かった?! 驚き桃の木・・・。
> 小野、本山、高原、永井、南、稲本、辻本、、、、みんなうまいじゃないか!
> 日本代表よりいいよ。相手ゴール前での冷静で確実なパス。特に本山は、永井は素
> 晴らしい!驚きました。

もう植澤さんの方が私よりはるかに詳しいですね。
今、ナイジェリア行きの飛行機を手配しているところだとか?
私も、チケットを探しますから鞄持ちをさせて下さい!

えーー応援に行く前に?選手のコメントと質問

小野はもうご存じこのチームの顔ですね、でも決勝には累積警告で出られない。
で、実際NAKATAと比べてどうですか?私のイメージでは中盤の守備力に難点があるのですが、もちろんパスセンスはNAKATAより上かも?!

本山は高校(東福岡)の頃から才能あふれるが線が細いという感じでした、一昔前の高校サッカーで大活躍してその後つぶれるというパターン、でも期待できそうですね、鹿島でも少しずつ試合に出て活躍しているようなので。なんと、3月のアジア最優秀選手に選ばれたと!決勝では小野の替わり?

高原はなんといってもこのチームのエース、Jリーグでは中山といい勝負しているのでしょうか?

永井は粗っぽいが(そこがまた魅力)、初得点も決めて決勝では一番期待しているのですが・・・
岡野よりは上だと思うのですが、結局レッズでは試合に出られずにカールスルーエ(ドイツ2部)に来ているのですが、ドイツでは試合に出ているのでしょうか?

南、彼は高校(静岡学園)の時から凄かったし、運ももっているので川口を抜くのでは?

稲本、今回怪我のせいもあってか、あまり活躍してないと思うのですが、見る人が見ればこのチームの心臓は小野ではなく彼のはずです。Jリーグ最年少デビュー記録は今もまだ健在でしょうか?

辻本、恥ずかしながら、この選手だけあまりよく知らないのです。教えて下さい、京都の選手?

それと小笠原をお忘れなく、そしてもう1人の中田、高校時代を知るものにとっては彼がディフェンスをしているなんて・・・信じられない。

> *杉生さん、ユーべ、負けちゃったじゃないですか。杉生さんが観戦すると、いつ
> もあまりよくない結果が・・・。
> えっ、マンチェスターを応援してたんでしたか?

そうです、ベッカムが格好良いから・・・これは悦子でした。
まぁどちらかというとですねぇ、ユーベを押していましたが、まぁいいサッカーが見れればそれで良いという感じで見てました。
私が観戦すると・・・うーーん、でも、チャンピオンズ・リーグのユーベの試合は全部TF1で見てますからねぇ、この試合に限らず・・・で、負けたのははじめてですよ。
NAKATAの試合に関してはねぇ・・・すべてアウエーでしたから。

それよりも、キエフにシェフチェンコに期待していたのに、バイエルンがやっぱり勝っちゃった!

サッカーになると尽きない・・・

それでは、



[bagus00041]
和田さん、皆さん、こんにちは
サッカーだけでなくラグビーも好きな杉生です。

> それにしても、日本ユース凄い!! どんどん若い選手が育ってきて、これからが楽
> しみですね。こちらでは放映が真夜中なので、ビデオに撮ったりしています。25日
> も頑張れーと、必死で応援していますが、実を言うと私はラグビーの熱狂的なファン
> です。友達から「w杯、絶対見に行こう」と誘われて、すっかりその気になっていま
> す。ラグビーの魅力は一口では説明できないし、「何故そんなに好きなの?」と聞か
> れても良く分かりません。 強いて言えば、One for all, all for one の精神
> と、誰でも自分の持ち味をいかしてやれる、というところかなー。社会人のチームも
> 魅力的(上手)ですが、3年、4年でメンバーが入れ替わってしまう中、毎年チーム
> を作り上げている高校、大学ラグビーが大好きです。南半球に比べると遅れを取って
> いるジャパンですが、こちらもサッカー同様これからが楽しみというところです。

平尾JAPANは期待できますよね、というか期待しちゃいますよね。
なんといっても我々の世代のヒーローでしたから彼は。

私の大学時代のサッカー部のモットーは"One for all, all for one"でした。
いい言葉を久しぶりに思い起こさせていただきました。

ところで、ラグビーのW杯はいつ、どこであるのでしょうか?
こちらでは先日、5 NATIONSが終わったところですが。



[bagus00045]
和田です、こんばんわ。 それにしても杉生さんのサッカーの知識は凄いですね。 
学生時代にやってらしたように読み取れるのですが・・。
ラグビーのw杯は、今年の10月にウェールズを中心に5週間行われます。日本は3日にサモア、9日にウェールズ、16日にアルゼンチンと戦います。 主婦としては5週間もの観戦旅行は出来ないので、日本の試合を中心の日程にするか、是非生で見たいチームの試合に合わせるか・・・悩むところです。 そこまで行くなら京子さんも尋ねたいし、ああ大変。
Wada
mikewada@msn.com


[bagus00053]
京子さん、長旅お疲れさまでした。

しつこいようですが、ユースの話題。

昨晩一気にビデオを見ました。
準決勝ウルグアイ戦と日本から送られてきた初戦のカメルーン戦。

結果を知ってから見ているので落ち着いてみられましたが、なぁーんだウルグアイにもそんなにめちゃくちゃ攻められているわけでもないじゃあないですか。何しろ日本からのニュースでは「後半ウルグアイの猛攻にひたすら耐えて、何とかしのいで決勝への切符を獲得した」みたいな論調だからボコボコにやられながら、かろうじて南の
好セーブで助かったのかと思っていたら、どうしてどうしてそうでもなかった。
主審のちょっとヒステリックなイエローの乱発は新聞通りだったけど・・・

それにしても、私の期待の永井はあまりよくなかったなぁ、一点は取ったけれども。
稲本も全然で、あっという間に替えられちゃったし。
南ももう一つだなぁ・・・結構小さなミスしてた、もちろん決定機をちゃんと防いでくれたけれども・・・
以上私の期待の大きい選手には辛口です。

さて、小野はともかく、本山はいいですねぇ。
でもやっぱり小笠原に期待しましょう、小野と小笠原は本当にボールの持ち方が自然体ですね、常に美しくルック・アップしています。それに比べて本山は仕掛けが見え見えですが、それでもシャープに抜いて行くから凄い!本山をフォワードで使わないかなぁ?

ディフェンスはテレビではよくわかりませんでした。まぁそれなりに良くやっている、というかすごく良くやっていますよね結果を見れば。金古、市川抜きでどうなるかと思ったけれども・・・選手が良いのかトルシエが良いのか???

しかし、
スペイン強そうです。
しかも小野に加えて、高原、遠藤が怪我で出られないという情報。
高原の替わりは・・・播戸はスピードだけだし、ポストプレーヤーがいない?!
普通に考えたらどうやっても負けだけど、トルシエの奇策に期待するしかないか・・・



[bagus00055]
杉生さん、録画ビデオ見ました?

良かったでしょう、日本ユース。
本山が持ちこんでの高原のシュート、永井の往年のカズばりのフェイントをかけたコーナーへのシュート。
いじれも、ぎりぎりに決まった見事な、素晴らしい完璧なゴールでしたねえ。
日本の選手ってあんなにうまかった?杉生さん。

いやあ、日本が世界の舞台でこんなに派手に活躍したのって、モントリオールのバレーボール以来じゃないですか。(東洋の魔女恐怖症の杉生さんには、いやなことを思い出させてしまいました)
あの時、日本は世界最強でしたね。1セットも落とさず全部3?0でパーフェクト優勝でした。

でも国際的なメジャースポーツといえば、サッカーです。
そのサッカーの世界大会で決勝まで行くとは、絶句!ああ、又目がうるうるしてきた・・・。
嬉しいですねえ、杉生さん。まさか生きているうちに?こういうシーンが見られるとは思わなかったんではないでしょうか。

さあ、明日はスペインとの決勝戦だ!
行くぞ、ナイジェリア!
(心だけ)

皆さんも応援してください。

*辻本ですが、なんと京都サンガの選手ですね。MFの遠藤、DFから手島、辻本と京都から3人も!選ばれてます。Jリーグのお荷物集団からとは、これにはビックリしました。
 

植澤 晴夫@バーゼル
uesawa@datacomm.ch



[bagus00059]
憲ちゃん、見ましたか。ウルグアイ戦。
(サッカーになっちゃうとドクター杉生から、憲ちゃんになってしまいます。失礼)

私は、後半ウルグアイに攻められっぱなしだったのは、日本の選手がもう疲れ果ててしまって動けなかったからだと見ていますが。
簡単なクリアミスもそのせいじゃなかったでしょうか。
後半、あれだけまだ動けたウルグアイは凄い!
スペインは体力的にはもっと凄いのではないでしょうか。

今度の決勝戦、お互いに様子見をしながらの試合だったら日本は有利のように思います。でも、激しい攻防が続いたら、日本は体力負け、だと思います。

本山のDFを抜いて行く姿。正確なパスと見事なシュートでゴールを決めてくれる姿を期待しましょう!
勝って、我々を感動させて欲しいですね。

憲ちゃん、お酒を片手に観戦してちゃだめですよ。

植澤 晴夫@バーゼル
uesawa@datacomm.ch



[bagus00064] 
植澤・遊刊スポーツです。

杉生さん、皆様、ご覧になったでしょうか、サッカー世界ユースの決勝戦。スペインvs日本です。

アレ?ジャポンと、落っこちちゃった日本vsスペイン戦。
世界の皆様、失礼致しました。日本ユース、試合会場を間違えて試合をしてしまったようです。

始まってすぐ点を入れられましたが、あれっと思いました。
鋭い動きで厳しくチェックしてくるスペインに対し、日本はのろのろと突っ立っている感じです。
ウルグアイ戦で、疲れて動けなくなった後半戦を再現して見ているようでした。

なんだこれは?これじゃまるで日本シニアとスペインユースの試合じゃないか。
 

しかし、これはもしかしたらトルシエー監督の深謀遠慮?
前半は疲れないように様子見をして、後半相手が疲れたところをカウンター狙い。
しかしそれは、こちらが点を入れられていないうちの話し。

・・・まあよく入るわ。まるで野球並。前半だけでもう3点。
なんとしたことだ!
ディフェンスがひどい。
前の試合でも感じたがまるでアマチュアみたい。相手をまるでチェックできず、日本はチェックされっぱなしでパスも通せない。ボールはすぐに拾われ、奪われてしまう。あ?!なんだこれは。まるで弱い日本!
 

アナウンサーが、ここまで来た日本を誉めて「さあ、見せてくれ。ここまで来たハイレヴェルの日本のサッカーを!」、「もうそろそろ見せてくれるはずだ。皆さん注目しましょう!」などと言い続けているのに、後半になってもまったくその気配
無し。4点目を入れられた段階で、「う?ん。日本とスペインではまだレヴェルのクラスメントが違う。全く緊迫感の無い(つまらない)試合だ。」になって、でそれで終わってしまいました。

恥ずかしい所をお見せしてしまいました。失礼。大変失礼しました、アナウンサーさん、並びに世界の皆さん。
折角日本の旗を持って応援してくれた沢山の現地の人たち。旗を振る場面が無い、無い!無かった!!ではないか。
すみません。ご苦労様でした。ありがとうございました。しょんぼり。

まったくみっともない試合でした。私は10点くらい入れられるのかな、などと思って見ていましたが、どうやら相手のミスで4点どまりでした。日本はもちろんたったの0点。

このレヴェルの差は、私が生きているうちに縮まるんだろうか? 
スペインに追いつくまでには一体何年かかるんだろう。

杉生さん、いかがですか?

私はがっくりしました。

一人二人の選手の違いではなく、また戦術などの違いでもなく、強いて言えば、体力の違い、運動能力の違い、というように感じました。シニアとユースの違いといったところです。
しかし、こんなにレヴェルが違うとは考えなかった・・・。まったくまいりました。
世界のトップに立つなんて、まだまだ恐れ多い、おこがましい事でありましたね。
 

植澤 晴夫@バーゼル
uesawa@datacomm.ch



[bagus00283]
たった今マンチェスターユナイテッドがバイエルンミュンヘンを敗ってヨーロッパカップに優勝しました。
medium waveのラジオ中継だったのでいまいち試合経過は判然としないのですが、試合開始直後にいれられた1点のビハインドを終了間際に立て続けに2点入れて逆転。90分間諦めずに聞いていてよかったあ、信じられない試合展開。
これ以上の感激は味わいようのないような筋書きです。
ついにアレックス・ファーガソン監督は頂点を極めたのですね。
ACミランが無敵だった時代がありました。アヤックスもそうです。今度はマン・ユナイテッドの時代かも。嬉しいですねえ。

植澤さんはこの試合、テレビでご覧になりましたか。
杉生さんはアメリカでしたねえ。
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 Kyoko Iwai (ryota-mio@bluewin.ch)
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[bagus00286]
京子さん、昨日のサッカーは凄かったようですね。

私は長電話が立て続けに入ってゲーム観戦が中断、結局殆ど見れずじまいでした。
ドイツでは大いに盛り上がって、ミュンヘンのオリンピック・スタジアムには3万人の観衆が集まり応援していたそうです。
昨日は楽勝ムードで大騒ぎ、お祭り気分だったようですが、終了間際立て続けに点を入れられ逆転されてしまったんですね。
気分は一転、奈落の底に・・・。ドイツ人にとっては信じられない悪夢でした。
こんな事があってよいのか!
人生一体何が起こるか分からん、というのは大げさですが、そういう気持ちを皆が持ったと思います。

・・・マティアスが好きでドイツを応援していた植澤でしたが、でも、まあしょうがない。

M.United+京子さん、優勝おめでとう!
 

植澤 晴夫@バーゼル
uesawa@datacomm.ch



[bagus00294]
Haruo> M.United+京子さん、優勝おめでとう!
ありがとうございます、植澤さん。昨日イギリス、ドイツ両方の新聞を買ってきて、同じ試合のことかと我が目を疑うほどのその書き方の違いを楽しみました。
佳美さんのご主人、義孝さんに言わせるとイングランドサッカーは、ボールをぽんぽん蹴り込むだけで、とても華麗なサッカーとは言えないということでしたが、マン・ユナイテッドは豪華なサッカーをして楽しませてくれます。ドイツサッカーも迫力あって好きですよ。
イングランドサッカーのテレビ中継は、他のサッカーの場合よりテレビの位置が高い、上の方からカメラがとらえている、なぜなら大きく蹴り込むシーンが多いから。だそうです。

Haruo> ・・・マティアスが好きでドイツを応援していた植澤でしたが、でも、まあしょうがない。
アナウンサーが’マテウス’と呼んでる38歳の名プレーヤーのことですよね。
彼はドルトムントにいたんではなかったのかなあ。小柄だけど素晴らしい選手ですよね。唯一得点したマリオ・バーズラー、この人も涼しい顔して大きな事をやる人ですね。そうなんですよ。ドイツ人には禁欲的な顔して、あたかも哲学してるような顔で、黙々とプレーする選手が多いですね。そこにまた惹かれます。
選手の名前を聞いていたら、ワールドカップに出場していた名前がぞろぞろ。
イングランドも今回の優勝で、次のヨーロッバ選手権予選(対スエーデン)にはユナイテッドの選手を相当使うということです。
その頃までにはテレビも届いて、ベッカムを見てみたいです。(悦子さんだけではないです、彼が格好いいと思うのは。杉生さん。)
ピーター・シュマイケル、デンマーク人らしい大きさを生かした、ド迫力のゴールキーパー、この試合を最後にユナイテッドを去りました。次はどこへ行くんでしょう?
 

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 Kyoko Iwai (ryota-mio@bluewin.ch)
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[bagus00334]
京子さん、植澤さん、皆さん、ジュネーブ杉生です。

一昨日アメリカから無事帰ってきました。
私の時差ボケを軽くしてやろうという同僚からの配慮?で帰国早々忙しくしております。これなら時差ボケを感じる間もなく家に帰って、ぐったりバタンキューとなるわけです。
さらに、この間に貯まった300通近くのメールをヒーコラ読んでおります。皆様のおかげで時差ボケはすっきり早く解消されるはずです、ははは。

> ありがとうございます、植澤さん。昨日イギリス、ドイツ両方の新聞を買ってき
> て、同じ試合のことかと我が目を疑うほどのその書き方の違いを楽しみました。
> 佳美さんのご主人、義孝さんに言わせるとイングランドサッカーは、ボールをぽ
> んぽん蹴り込むだけで、とても華麗なサッカーとは言えないということでしたが、
> マン・ユナイテッドは豪華なサッカーをして楽しませてくれます。ドイツサッカー
> も迫力あって好きですよ。
> イングランドサッカーのテレビ中継は、他のサッカーの場合よりテレビの位置が
> 高い、上の方からカメラがとらえている、なぜなら大きく蹴り込むシーンが多い
> から。だそうです。

さて、サッカーの話題とあれば黙っておれません。
チャンピオンズリーグは貧乏でケーブルの引けない私にとって唯一の一般放送(フランス国営1)で見ることのできるビッグ・ゲームですので、欠かさず見ております。
準決勝は応援していたユーベもキエフも負けてしまいガックリしてしまいました。決勝はアメリカにいたので見ることができませんでしたが、マンUが勝ったと聞いてほっとしています。今のマンUのサッカーはいわゆる古いタイプのイングランド・スタイルとはほど遠い洗練されたサッカーだと思いますが・・・昔の単なる「ほうりこみ」と違って、ベッカムの右からのカーブのきいたクロスにはいつもほれぼれさせられます(決して彼の容姿にではありませんよ、京子さん!)

> Haruo> ・・・マティアスが好きでドイツを応援していた植澤でしたが、でも、ま
>あしょうがない。
> アナウンサーが’マテウス’と呼んでる38歳の名プレーヤーのことですよね。
> 彼はドルトムントにいたんではなかったのかなあ。小柄だけど素晴らしい選手で
> すよね。唯一得点したマリオ・バーズラー、この人も涼しい顔して大きな事をや
> る人ですね。そうなんですよ。ドイツ人には禁欲的な顔して、あたかも哲学して
> るような顔で、黙々とプレーする選手が多いですね。そこにまた惹かれます。
> 選手の名前を聞いていたら、ワールドカップに出場していた名前がぞろぞろ。
> イングランドも今回の優勝で、次のヨーロッバ選手権予選(対スエーデン)には
> ユナイテッドの選手を相当使うということです。
> その頃までにはテレビも届いて、ベッカムを見てみたいです。(悦子さんだけで
> はないです、彼が格好いいと思うのは。杉生さん。)
> ピーター・シュマイケル、デンマーク人らしい大きさを生かした、ド迫力のゴー
> ルキーパー、この試合を最後にユナイテッドを去りました。次はどこへ行くんで
> しょう?

サッカーの話題のほとんどないUSAで今回ニュースで見た唯一のサッカー関連がローター・マテウスのアメリカ・メジャー・リーグ・サッカーへの移籍話でした。私はこの(性格の悪い)選手は嫌いなんですが・・・
ドイツはどうも昔から(私にとって)面白くない、スペクタクルにかけるサッカーをして、ゲルマン魂とかいって最後には勝ってしまうので好きになれないのです。
珍しく植澤さんとは意見があいませんねぇ・・・

シュマイケルはイタリア、スペインなどから引きが来ているという噂ですが、GKですからまだまだ一線でやれるはずですので、どこへ行くか楽しみですね。ちなみに名匠アレックス・ファーガソンは彼に対して「私が見た中で最高のキーパー」と最大級の賛辞を送っているようです。

あぁぁサッカーの話になると止まらない・・・
旅行の報告はまたおいおい・・・

そうだ、今回の飛行機はKLMだったのでアムステルダム、スキポール空港経由でした。
飛行機の窓から運河を眺めて、ああオランダと実感した私と、巨大な空港の免税店を駆けずりまわっていた悦子でした。近いうちにまた行きますからね、京子さん!

それでは・・・



[bagus00340]
お帰りなさい、我がBAGUSの期待の星、杉生さん、悦子さん。
スペイン、そしてアメリカ合衆国と5月はほとんどスイスにはいらっしゃらなかったのでは?

Kenji.> ベッカムの右からのカーブのきいたクロスにはいつもほれぼれさせられ ます

ベッカムのいるサイドは本当に恐いらしいですね。ラジオで何度もその話を聞きました。かっこよくて技があって、素敵な奥様がいて、まるで杉生さんみたい!なんちゃって。
シュマイケル、私はマレーシアでプレミア・リーグの試合を毎回のように見ていましたが、その頃の彼は本当に、本当に神様みたいでした。絶対入っているはずのボールを神業みたいにして防いでしまうんです。いつも鬼のような形相で声をからして選手達に指示を出す姿。大好きでした。川口も似たタイプですよね。スケールが違うけれど。
それと、カントナ! もう天才としか言いようがない。彼が出ると出ないとでは、まったくチームが別人のようになってしまう。問題もたくさん起こしたけれど、風のように来て、風のように去っていった、忘れがたい選手でした。

Kenji> 今回の飛行機はKLMだったのでアムステルダム、スキポール空港経由でした。
Kenji> 飛行機の窓から運河を眺めて、ああオランダと実感した私と、巨大な空港の免税店を
Kenji> 駆けずりまわっていた悦子でした。近いうちにまた行きますからね、京子さん!
どうぞどうぞいらして下さい。7月には光沢美穂さんがスイスオフ会の帰りに立ち寄ってくれます。
杉生さんは私が手を振っている姿、飛行機の窓から見ませんでした?
おかしいですねえ。悦子さんの方ばかり見ていたんでしょう?(なんだか私まで植澤さんの口調が移ってしまいました。)
我が家はスキポール空港が見えはしないけれど、見えてもおかしくないほど近くなんです。飛び立ったばかりの飛行機がまだ上昇姿勢を保ったまま、すぐそこに見えます。(これは本当です。)

旅のご報告を待っていまーす!
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Kyoko Iwai(ryota-mio@wxs.nl)



[bagus00348]
杉生さんをはじめ、サッカーに詳しい皆様。昨日のイングランドはいいとこなし。
まだテレビの来ない我が家では、クリケットのワールドカップ、テニスの全仏オープン、そしてサッカー、それもあっちやこっちでやってる欧州選手権予選リーグの模様をラジオが支離滅裂に中継するのを、「エッ、パキスタンって叫んでるけ
ど、これなんの試合?」などと訳もわからず聞いていました。

名波選手がイタリア・セリエAのベネチアへ移籍することになったらしいですねえ。

そうそう、杉生さん、わたしの【341】イエローカード?、サッカーの話題かとおもって興味津々で読んだりしませんでした?
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Kyoko Iwai(ryota-mio@wxs.nl)



[bagus00358]
京子サッカー通さま、

> Kenji.> ベッカムの右からのカーブのきいたクロスにはいつもほれぼれさせ
> られ ます
>
> ベッカムのいるサイドは本当に恐いらしいですね。ラジオで何度もその話を聞き
> ました。かっこよくて技があって、素敵な奥様がいて、まるで杉生さんみたい!
> なんちゃって。

私を知らない皆さんが誤解されますので、お気をつけ下さい。
貧乏で性格が悪いが、かわいい娘がいるという点で私はベッカムとは一線を画しています。

さて、私のことよりマンUの左サイドです。
ベッカムの右だけでなく、こちらにはまったくタイプの違うライアン・ギグスがいるのです。右と左どっちが恐いかと言われても、相手は困ります。
ところでギグスもモテモテ男ですが、京子さんいかがです?

> シュマイケル、私はマレーシアでプレミア・リーグの試合を毎回のように見てい
> ましたが、その頃の彼は本当に、本当に神様みたいでした。絶対入っているはず
> のボールを神業みたいにして防いでしまうんです。いつも鬼のような形相で声を
> からして選手達に指示を出す姿。大好きでした。川口も似たタイプですよね。ス
> ケールが違うけれど。

川口には悪いけれど違いすぎる・・・

> それと、カントナ! もう天才としか言いようがない。彼が出ると出ないとでは、
> まったくチームが別人のようになってしまう。問題もたくさん起こしたけれど、
> 風のように来て、風のように去っていった、忘れがたい選手でした。

私はカントナあまり好みではありませんでした。

> 杉生さんは私が手を振っている姿、飛行機の窓から見ませんでした?
> おかしいですねえ。悦子さんの方ばかり見ていたんでしょう?(なんだか私まで
> 植澤さんの口調が移ってしまいました。)

見えたような、みえなかったような・・・
実知子と二人で空港内の野ウサギを追っかけていました。
本当にいるんですね!

> 我が家はスキポール空港が見えはしないけれど、見えてもおかしくないほど近く
> なんです。飛び立ったばかりの飛行機がまだ上昇姿勢を保ったまま、すぐそこに
> 見えます。(これは本当です。)
>
> 旅のご報告を待っていまーす!

そうですね、そのうち・・・
なかなか筆が進まない、今回は。
時差ボケっていやですね。



[bagus00364]
マン・ユナイテッドのことになるとしゃべらないではいられない京子です。
杉生さん、つきあって下さい。

Kenji wrote:ベッカムの右だけでなく、こちらにはまったくタイプの違うライアン・ギグスがいる
Kenji wrote:のです。右と左どっちが恐いかと言われても、相手は困ります。
Kenji wrote:ところでギグスもモテモテ男ですが、京子さんいかがです?
ギッグスといえばあのドリブルですよね。目の覚めるような、という形容詞がぴったり。風貌も天才っぽくて、(いまはどうか知らないけれど、くるくるとウエープのかかった長い黒髪に彫りの深い目鼻立ち、「運命」でも指揮したら似合いそう。)でも私は同じ調髪ならどっちかというとマルディーニかな。(すみません、こういうミーハーな話ばかりで)
あの頃、主人と二人でこの選手はいいね、と感じ入っていたのは(マン・ユナイテッドの中で、の話ですよ)マーク・ヒューズでした。まん中にいてこの人がボールを持つと次の展開が面白くなる、けっこう血の気があって。
そういえばマン・ Uがマレーシアでセランゴールと対戦したことがあり、当時完成したばかりの8万人収容というどでかいスタジアムへ渡部由美さんと観戦にいったことがありました。
両チームが並ぶと大人と子供ほど背丈が違い、びっくり。試合も大人と子供ほどの差があって、マン・Uは小さな選手達の頭越しにゴール際までボールを蹴れば、それで点が入ってしまう、そんな感じでした。
何がいいたかったかというと、大型選手を揃えていたんですよ、このチームは。
プレミアリーグの試合だって、他のチームより一回り大きく見えましたから。
得点力もあるけれど、失点も少なかった。何しろシュマイケルがゴールを守っているわけだし、ディフェンダーがまたすごかった。
パリスターという巨漢がいて、スティーブ・ブルースという業師がいて。
もうこの辺でやめておきますね。ここまで読んで下さった方、ありがとう。
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Kyoko Iwai(ryota-mio@wxs.nl)



[bagus00393]
京子さん、皆さん、杉生です。

> マン・ユナイテッドのことになるとしゃべらないではいられない京子です。
> 杉生さん、つきあって下さい。

恐れ入りました・・・
私の知らない選手が出てくる出てくる・・・
京子さんは本当にマンU通ですね。迂闊なことは言えない・・・

実は私は昔からイングランドのサッカーはあまり好きではないので、先日から話に出ている、放り込んで中央で大男が空中戦で勝負する、ガッツンという音が聞こえてきそうなサッカーですね。私には大味で、単純で、華麗さのないサッカーですから。ところが、これがサッカーの醐味という通もたくさんいます、もう好みの問題ですから。ただ、近代のサッカーにおいては、この古い戦術ではもうどうしようもなくなった、ですから最近のイングランドの国際試合での戦績は惨憺たるものです。

特にライバル国フランスが80年代はプラティニを抱えて素晴らしい内容のあるサッカーでヨーロッパを制し、90年代に入ってからはぱっとしなかったものの、先のW杯では過去の地道な努力が実ってジダンを中心に優勝してしまいました。

イギリス人はフランスの台頭を快く思っているはずがなかったでしょうが、そんな中でマンUはフランス人カントナを擁してかつての輝きを取り戻し、最近はアーセナルがフランス人ベンゲル監督を招聘して成功しました(去年は優勝、今年は惜しくも2位)。今のマンUのサッカーを見ると、本当に昔の「イングランドサッカー」からはほど遠いくらいで、素晴らしいサッカーです(私好みになってきたという意味です)。

さて、イングランドで私が好きなのはスタジアムの雰囲気です。と言っても実際にスタジアムに入ったことはなく昔からテレビの中継を通してですが・・・とにかく好プレーには間髪入れずに拍手が起こり、これがさざ波のように引いていく、そして例の「ガッツン」という瞬間には観衆からも「おおぅ」というどよめき、そして再び拍手、汚いプレーにはブーイング、昔からその間は完璧で私のあこがれでした。

マンUの本拠地、オールド・トラッドフォード、サッカーの聖地の一つですね。いつか行ってみたい。
 

おまけ

ちょうど、今、私の悪友(学生時代、私がキャプテン、彼が副キャプテンでした)から機を見計らっていたかのようなメールが届きましたので、ちょっと紹介します。
いつも私がイングランドとドイツのサッカーを評価していないので彼からの反論です。
京子さんの喜ぶ顔が目に浮かびます。Gヒル、知ってましたか?

以下引用
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 1970年からイングランドリーグを見ている私の意見としましては、代表チームは
ともかくとして特にマンチェスターUなど(QPRも)は左右のウイングを使ったすばら
しいサッカーをしてました。あのころはゴードン ヒルという何で代表にはいらない
のか不思議なウイングもいて中盤なパス回しも2ー3本ですがSPEEDYな攻撃で、基本
的には今とそれほどかわってないと思います。もちろんアーセナルなどトップに縦パ
ス一本のチームもありましたが、それはそれで迫力ありでした。
大先生がドイツサッカーが嫌いなのは残念です。今はともかく 1972年の欧州選手権、1
974年(オランダにはかなわんが),1976年までは非常に技術的で特に中盤からのミド
ルパスの精度はすばらしかったですがねー。以上昔話でした。
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[bagus00395]
岩井です。

Kenji wrote:京子さんは本当にマンU通ですね。迂闊なことは言えない・・・

そんなことないです。たまたまマレーシアはプレミアリーグを全部やっていたという、ただその偶然から、たまたまその当時一番輝いていたのがユナイテッドだったというだけです。
その証拠に、ゴードンヒルという選手のことは知りませんもの。

私が思うに、イングランドサッカーは素人にわかりやすい。技術的にどうだこうだ、戦術的にどうだこうだ、じゃなくて理屈抜きで見て面白い。
Kenji wrote:これがサッカーの醍醐味という通もたくさんいます
そうなんだろうなと私も思います。

同じ頃ACミランの試合をよく見ましたが、こちらはずいぶんと地味な感じがしたものです。このチームは守りのチームなんだろうなと思いましたよ。(でも強かったですよね、この頃は)

フランスはとにかく洗練されたサッカーだと常々感じています。

こういう風にお国柄が繁栄される、というかスタイルが様々というのも面白いですね。

そういえば先日ドライブしているときにアヤックスの巨大スタジアムの下を通りましたよ。遠くからでもそれとわかる、まるで宇宙船か、はたまたツェッペリン号の再来かと見紛うような周囲の田園風景にはそぐわない意表をつくデザインの
建造物は、その真下に自動車道路が通っているのです。
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Kyoko Iwai(ryota-mio@wxs.nl)



[bagus01325]
UEFAカップが始まった!

昨日、ジュネーブの隣、ローザンヌでサッカーの試合がありました。

このローザンヌのスタジアムはあのワールドカップ前に日本がユーゴと練習試合をし
た場所です。

そして・・・

私にとってはマダム京子にはじめてあった場所でもあるのです。

さらにあの時をきっかけに遊刊スポーツができたようなものなんです。
植澤さんは当時日の丸のペイントをしてカズの名前を入れ墨にして応援していました。
増本さんは自分のHPを通じて広く応援を呼びかけました。
若女将は私のすぐ横の席で、まさに黄色い声を上げて応援して、私の鼓膜をずたずた
に引き裂いたものでした。
実知子はあのころからNAKATAを応援しはじめました。

この非常に懐かしいスタジアムに一家三人で行ってきたので、報告です。ちょっとサ
ッカー・マニアックなところもありますが許して下さい。

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 ヨーロッパ各国ではすでに国内リーグが始まっていよいよ本格的なサッカーシーズ
ンである。そして今週からヨーロピアン・カップもスタートして欧州はいよいよサッ
カー満開である。我がジュネーブのセルベッテはあと一歩のところでチャンピオンズ
・リーグの出場権を逃し、UEFAカップへとまわった。9月14ー16日にかけて欧州
各地でこのUEFAカップの初戦計48試合が行われた。このうち、ジュネーブ近郊ロー
ザンヌで行われたゲームを観戦に行った(セルベッテはギリシャでのアウェー戦)の
で現地の熱狂を伝えたい。
 

9月16日(木)、今日は8時15分からUEFAカップ、ローザンヌ対セルタ・ヴィー
ゴの試合、残り少ないスイス滞在でこのチャンスを逃す手はない。よく考えるとヨー
ロッパ・カップは生で見たことがない。昨年、同じローザンヌにラツィオが来た時に
同僚と行こうとしたが、あの時はイタリア人がチケットを買いあさってもう当日券は
ないという噂で諦めたのだ(テレビで見るとスタンドには空席が結構あった)。その
前にヌーシャテルにインターが来た時も断念したし・・・実際あの時はすごい騒ぎで
本当にチケットはなかっただろうが。

セルタ・ヴィーゴについてはよく知らないが、地図を見るとポルトガルとの国境に近
いスペイン西部のチーム、まぁスペインの中堅チームだろう、UEFAカップに出て来る
んだから。ローザンヌは今年リーグで調子が出てないし、今日はホームだけど1?2
の負けくらいかなあと思いながらジュネーブから高速を走る。

高速を降りるとローザンヌ・オリンピック・スタジアムまではすぐである、ところが
、混んでいる。スタジアムの手前でただの「ひろっぱ」の広い臨時駐車場に誘導され
た。ぞろぞろとみんな車を降りてスタジアムの方向へ歩いて行くが、スペイン国旗を
すでに身にまとった女性、なぜかバルサのユニ(ユニフォーム)を来ている少年、そ
して聞こえてくるのはスペイン語ばかりだ。スイス特にフランス語圏にはスペイン系
の人が多いから彼らがこぞって集結しているのか?ラツィオに似たネイビーのユニを
来た姿が目立つが、これがセルタのユニだった。駐車場から目の前のバスに乗ってス
タジアムへ、停留所にして2駅だった。スタジアムの前は結構な人だかり、昨年のW
杯前の準備試合「日本ーユーゴ」の時よりもはるかに多い!慌ててチケット売り場に
行くが、難なくバックスタンド正面の席をゲット、しかし1人70CHFは高い、おま
けに子供も同額だった!スイス・リーグ、Servetteの試合なら30CHFで子供は半額
なのに・・・

場内はフランス語とスペイン語が入り交じってちょっと異様な雰囲気、スイスでない
ような気がした。屋台でビール、ポテト、フランクフルトを仕入れてスタンドへ。バ
ックスタンド中央、最上段で後ろはTVカメラと放送席という良いポジションだった。
肝心の観衆は7分程度の入りだが、地元ローザンヌとアウェイのスペインとがほぼ半
々というひどいものだった。これではローザンヌはホームの利がないんじゃないの?
「セルタ!セルタ!セルタ!」の掛け声に対し必死に「アレ・ローザンヌ!」で応酬
してホーム・タウン・アドヴァンテージを得ようとするローザンヌ応援団、この雰囲
気がいつもながらたまらない、スタジアムに足を運んではじめて感じることができる
ものだ。「今日はサッカーの応援に行きたくない、お家でゆっくりしたい」と言って
いた5歳の実知子も途端に目を輝かせ、白のチーム(ローザンヌ)を応援すると言い
始めた。

そして、いよいよキック・オフ、いきなりセルタのキャプテンで9番がただ者ではな
いというトラップから簡単にデフェンスをかわして最初のシュート・チャンスを作る
。シュートは大したことはなかったが、その身のこなしはさすがスペイン、これはロ
ーザンヌやばいぞという予感を抱かせるに十分であった。ところが、ローザンヌもな
かなかやる、個人技では若干劣ると思われたが、小気味いいパスワークは完全に相手
を上回っており、軽いタッチでポンポンとつないで主導権を握った。中盤の二人のパ
スがやや軽めで、ここからパスカットされカウンターを食らうピンチが何回かあるも
のの、その早いパス回しにむしろセルタはついていけず、右に左に振り回される場面
が目立ちはじめた。行けるぞという空気はスタジアムのサポーターを勇気づけ、「ロ
ーザンヌ!」の声が優勢になった15分過ぎ、左サイドのオープンスペースに流れて
フリーでパスを受けた14番がやや強引にドリブルで割って入ってシュート、必死に
カバーするディフェンスがかえってブラインドになってキーパーの肩口を抜くシュー
トが先制点を生んだ。ここで一気にスタジアムは爆発、スペイン人はしゅんとなった
。この機を逃さずホーム・チームは攻めに出て、焦ったセルタ・ディフェンスは無意
味な反則を繰り返し、右サイドのタッチライン沿いでフリーキックを与えてしまう。
そして、このフリーキックのセンタリングに対しオフサイド・トラップをかけるが完
全に失敗、ローザンヌCF9番にゴール前どフリーの状態でヘディングシュートを許し
てしまった。前半なかばで2?0、その後もローザンヌは押し気味にしかし無理をせ
ずに試合を進め、前半を終えた。

後半からは予想通りセルタが攻勢に出るが、最後のフィニッシュが甘く、またローザ
ンヌのディフェンスも綻びを見せずに互角の試合展開が続く。10分過ぎに右から上
がったセンタリングを絶妙のタッチで14番がディフェンスラインの裏に落とすと、
このチームのエースであろう9番がうまく走り込んで難なくキーパーの横を破って3
点目を決めた。場内は勝利を確信した地元ファンの熱狂で大爆発、この瞬間はたまら
ない。

ところが、やはりサッカーは甘くない、ここから落とし穴があったのだ。地元で3点
のリード、無理せずにこのままのペースで運べばと思うのだが、なかなかそうは行か
ない。一つには体力の問題もあったのだろうが、前半から気になっていた中盤のちょ
っとしたミスからカウンターをくらい、ゴール前で決定的なシュートを浴びてしまう
。セルタのフォワードのミスでシュートはあらぬ方向へ、ところがそこへ走り込んだ
セルタの選手が角度のないところから蹴った(半ばやけっぱちのようにも見えた)シ
ュートがスーパーシュートとなってゴールに飛び込んでしまった、まさにスペインの技

しかし、まだ3?1、しかも地元。強豪チームならここでも慌てず騒がずというとこ
ろだろうが、ホームとはいえ多くのセルタファンは息を吹き返したように狂乱状態、
ローザンヌ選手の焦りがスタンドからでも見て取るようにわかった。こうなったらセ
ルタはイケイケ、攻め込んでは焦ったローザンヌ選手が反則で止めて、挙げ句の果て
にカードをもらうといったことを繰り返した結果、痛恨のPKを与えてしまう。スルー
パスを通されて後ろから追いかけるようにして体を入れたが、正当なチャージと見な
されずホイッスルを吹かれたものだった。これも、微妙な判定だったがスタジアムの
雰囲気がそのまま主審にも乗り移っていたのかも知れない。

PKが決まって3?2、ローザンヌはその直後にはラフ・プレーから1人退場、いよい
よ窮地に追い込まれる。走力の落ちた中盤選手を入れ替え、また、トップを1人にし
てもう1人中盤を加えてと、何とか逃げ切りをはかるローザンヌ、攻撃陣に生きのい
い選手をつぎ込むセルタと、ベンチ・ワークも激しくなってくる。

今日は中立の立場でのんびりと観戦と構えていた私もにわかにローザンヌびいきとな
って手に汗握る攻防を残り20分間楽しんだ。地元応援団の不満は主審に向けられる
が、この主審はブーイングを楽しむかのようにインジュアリー・タイムをかなり長く
取って、ローザンヌ・ファンをいらつかせる。何本かのきわどいシュートを浴びたが
、相手のミスもあって辛くも逃げ切ったローザンヌ、私の声はいつものことだがガラ
ガラになってしまった。

駐車場までの帰途、眠ってしまった娘をおぶって、スペイン人の歌を聞きながら歩く
。彼ら、スイスに住むスペイン人は今日の試合、満足だったのだろうか、アウェーで
2?3、悪くはない。また地元ローザンヌのファンはどうだろうか、(たぶん)格上
のチーム相手に3?2、これもまぁ悪くはない。ただ3?0から3?2にされたのは
悔いが残るが、後半最後の段階ではいつ逆転されるかという攻勢をはねかえしたのだ
から良しとすべきか。それにしてもさすがスイス、試合後に両応援団が混じっても暴
動になるようなことはない。久々にいいゲームを見たので、今日は交通渋滞もさほど
気にならない。しかし次回スペインでのアウェーゲーム、一体何人のローザンヌ・サ
ポーターが行くのだろうか?完全な敵地でのゲーム、引き分けさえすればローザンヌ
の勝ち上がりだが・・・

サッカーヨーロピアン・カップは始まったばかり、これから各地で頂点を目指す小さ
な戦いが続いていく。残り少ない我々のスイス生活、できるだけこの頂点を目指す戦
いを追いかけていきたい・・・実知子が許してくれたら・・・

「お父さんサッカーばっかりでなくて、公園に遊びに行こうよぉ」
父親はつらい・・・
 

22/12/1999